Linguaskill Business試験 勉強備忘録

はじめに

Linguaskill Business試験(以下、LB試験)の受験のために勉強しました。受験科目はWritingとSpeakingです。数回受験し、Writingで166点、Speakingで155点を取ることができました。

この記事は上記点数を取るまでに勉強したこと、思ったことをまとめたものです。
世の受験生の対策の材料になれば良いなと思います。

Linguaskill Business試験の詳細について英検の公式サイトを見てください。

私のTOEICのMAXスコアは770点です。

全般的なこと

  • Linguaskill Online Courseに課金しました。どんな問題が出るのか(敵)を知ることができます。市販の英会話教材や英語メール集で勉強するよりは近道だと思います。
  • インターネット上にLB試験について書かれたWebサイトがいくつかあり、大変参考にさせていただきました。著者の皆様、ありがとうございました。

Writing

勉強

  • オンラインコースに従って、勉強しました。例題と回答例を通して、LB試験が受験者に期待している回答が分かります。
  • 特に、使うとよい語彙や模範的な文章構成が分かるのは助かりました。
    例えば、Yours sincerely / Yours faithfullyの使い方やレポートを作る問題でタイトルや見出しを付けると良いとかです。
  • そして、実際に回答例を参考にしながら自分なりの回答を作ってみるのが一番役に立ったと思います。
  • 作った回答に対してGrammarlyを用いて文法チェックもしました。小さなミスを減らすためにもやって良かったと思います。
  • Write & ImproveというWriting対策のサイトもやってみましたが、LB試験の傾向からはずれてるので効果はあまり出ませんでした。

本番

  • 試験本番ではLB試験流の文章構成で日本語のメモを作った後に、英語に書き直して回答しました。私にとっては時間はたっぷりあったので、余裕を持って書くことができました。

Speaking

勉強

  • 「はじめてのK/Hシステム」という本を買って勉強しました。英語を自分の言葉として話すための訓練メソッドが書かれています。数十秒のスピーチを題材に文章の理解、シャドーイング、自分の言葉として発声する練習までします。
    K/Hシステムでは英語特有の強弱をつけた発声の仕方も学べるため、音読の質も上がると思います。
    この教材のおかげで初めてスピーキングの勉強方法が分かったように思います。
    勉強し始めのときは対策の仕方が分からず、日常英会話教材をしてみたり、英文をひたすら音読するなど迷走しましたが、K/Hシステムがスピーキング対策での足掛かりとなったように思います。
  • 次に、オンラインコースの例題と回答例の日本語訳を作りました。Google翻訳やDeepLも使用しました。英文と日本語訳があれば、回答例を理解することができますし、K/Hシステムを用いた勉強ができます。
  • K/Hシステムを用いて回答例の分析、発声練習をしました。時間がなかったためPart4の棒グラフと円グラフの例題しかできませんでした。
    K/Hシステムを使うことによって回答例を漠然と黙読/音読するよりは深く理解することができたと思います。また、決められた時間の中で英語らしい発音をするためのペース配分も把握することができました。
    このやり方を全てのパートに対してできていたらもっと点数が上がったのではと思います。
  • 一問一答のPart1対策として、オンラインコースの例題に対して自分なりの回答を作りました。ネット上の記事に書いてあった問題も集めて回答を作りました。
    このとき回答を作った上で、翻訳サイトに入れて日本語に翻訳し、それをまた英語に翻訳するということを繰り返しました。これによってより洗練された英語ができたと思います。Grammarlyも使いました。
    そして作った回答を丸暗記し、発声練習をしました。オンラインコースにある例題の動画で回答パートの前で一時停止し、自分なりの回答を答える練習をしました。決められた時間の中で話すようにしました。
  • オンラインコースのスピーキングの演習は使い方が私にはよく分かりませんでした。Part2の音読の演習にあった文の末尾を上げるか⤴︎、下げるか⤵︎のルールだけは役に立ったと思います。
  • Speak & Improveというスピーキング練習サイトもやってみました。試験本番を意識した練習を行えるという点で役には立ちますが、自分の回答へのスコアを出してくれるだけでフィードバックはくれないので、たくさんやれば点数が上がるわけでもないと思います。

本番

  • Part1では対策したのとほぼ同じ問題が多数出たので、自信満々で回答することができました。
  • 音読のPart2ではゆっくり落ち着いて話すことが大事だと思います。噛んでしまっても、もうどうしようもないと開き直って落ち着いて話したほうが良いです。
  • Part3、Part4ではK/Hシステムでしっかり練習しておけば、本番も落ち着いて回答できるのではと思います。私の場合、対策していたPart4の棒グラフの問題が運良く出てくれたので、解答例に近いような話の進め方ができたと思います。
  • 実際の会話のようなPart5では瞬発力が必要で、私には歯が立ちませんでした。聞かれたことに対して端的に回答と理由を話し、話すことがなくなったら回答時間が余っていても黙るようにしました。何か話そうとして「あ〜」とか英単語をボソッと言ってしまうのは避けました。

最後に

  • この勉強法に至るまでにいろいろな教材に手を出して、試行錯誤をしました。
  • 最終的に目標としていた点数を取れたので良かったです。
  • スピーキング練習のやり方を見つけられたのは大きな収穫だったと思います。

以上

 

タミヤの「ローラースケートロボ工作セット」を作りました。

久しぶりに工作をしました。

作ったもの

タミヤの「ローラースケートロボ工作セット」です。

中身はこのようになっています。加えて説明書がつきます。

完成したのがこちらです。

このように動きます!

動く仕組み

このロボットは次のように動いています。

まず、モーターの回転運動をスライダクランク機構?で往復運動にしています。

次に、往復運動を上手に揺動運動に変換しています。

その結果、脚が開いたり閉じたりします。

そして、車輪の可動範囲を制限することによって、開閉する動きをロボットが前進する運動に変えています。

具体的には開閉するときに車輪が所定の向きになり、横移動すると共に車輪が回って、前進運動をしていました。

このような仕組みで動いているので、モーターの回転方向を逆にしてもバックはできません。

余談ですが、ギアボックスの中には外側の歯と内側の歯が別になっている歯車がありました。これは、スイッチがONになっているときに脚の動きが止められた場合に歯車やモーターに負荷を与えないように、外側と内側で別に回転するものです。トルクレリーサのような役割でしょうか。

 

感想

  • よくできたロボットだと感じました。車輪の向きを制限して足を開閉するだけで前に進ませるロボットを作ろうと考えたのはすごいと思いました。
  • 足を開閉する運動は、物を掴むハンドとかに応用できそうだと感じます。
  • 一方向にしか回転しない車輪を横向きに取り付けることで、カニ歩きみたいな動きをさせることができるかなと思いました。
  • 完成すると達成感があり、楽しかったです。

 

 

 



 

タミヤのキットでロボットハンド車を作りました。

タミヤの「リモコンロボット製作セット(タイヤセット)」でロボットハンド型を作りました。

製作したもの

タミヤの「リモコンロボット製作セット(タイヤセット)」を作りました。

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内容物は次の通りでした。

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完成しました!

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ロボットハンドは次のように動きます。

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別の視点から。

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見事な動きですね!

ユニバーサルアームを切ったり、取り付けたりしている段階ではどのような動きをするのか、ちっとも分かりませんでした。電池を入れて動かした時に、掴む動きをしたのには感動しました。

ロボットハンドは非力なので、挟んで掴めるものは身近にありませんでしたが、ガムテープなら引っ掛けるようにして持ち上げることができました!

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興味深い点

・ウォームギヤ

ロボットハンドを動かす駆動では、モータの回転をウォームギヤで歯車に伝達していました。ウォームギヤが1回転すると、歯車が歯1つ分動きます。そのため、大きく減速することができます。

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・リモコン

リモコンにはレバーが2つ付いており、上下左右に動かすことができます。そのため、斜め方向にレバーを動かすことも可能です。

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リモコンの中ではレバーの動きを縦方向と横方向に分解し、それぞれで接点のON/OFFをしていました。その仕組みはよくできていると感じました。ただし、このリモコンはレバーの傾け具合でモータの回転速度を変えることができません。ラジコンなどではどうやってその制御を実現しているのか気になりました。

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感想

  • かなり昔に「リモコンロボット製作セット」のショベル型を作ったことがありましたが(たぶん作りきったはず)、今回のロボットハンド型は初めてでした。無事に作り終えて良かったです。
  • この機械は立体運動するリンク機構で掴む動きを実現しており、よくできていると思いました。どういう思考経路を辿ってあの構造にしたのか気になりました。
  • ユニバーサルアームを使っていろんな機構を作ったら面白そうだと思いました。

 

クローラ車を工作しました。

1.作ったもの

城井田勝仁著「タミヤ工作パーツで作るロボット工作ガイドブック」を参考にして、有線リモコンで動くクローラ車を作りました。ロボットというよりは車ですね。

作成前

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作成途中

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完成

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リモコンを使って、前進・後退・回転ができます。

リモコンの左側のスティックを前に押すと左側のクローラが前に進もうと動き、手前に引くと後退するように動きます。同様に右側のスティックで右側のクローラを動かします。

リモコンでは接点のON、OFFしか行われないので、スティックの押し具合で、速さを調整することはできません。

 

2.興味深かった点

2.1 リモコンの線

下の写真にあるように配線が、一旦裏に這わして、表に返した後に、また裏に持っていくという構造になっていました。おそらく、リモコンの外から配線を引っ張っても、基盤から外れないようにするためだと思います。

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2.2 スティックの位置戻し機構

リモコンを押したり引いたりした後に手を外すと真ん中のOFFの位置に戻ります。戻る動きはバネによって達成されていました。リモコンやコントローラで手を離すと元の位置に戻るものはよく見ますが、こんな仕組みで行われているのだと少し感動しました。

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3.感想

・かなり久しぶりの工作で頭のいつも使わないところを使ったため、疲れました。

・クローラ車は車輪の車よりもワクワクしました。ただ、クローラの作成中にゴムのホイール部をちぎってしまうのではないかとヒヤヒヤしました。

・ギヤボックスやリモコンの組み立ても意外と難しく、組み上がった状態で売られている市販の製品には感謝しかないです。